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おばんです🌝
絵本担当Sです。
月曜恒例、#絵本紹介 の日です。

今日のオススメ絵本は、

📖『ぼく つかまらないもん!』

 


ある日、うさぎの坊やはお母さんに言いました。
「ぼく、いえでしようかな」
「あら、たいへん。おいかけていかなくちゃ」


ー さあ、ここから親子の楽しい掛け合いのスタート!
坊やが 魚になって逃げる、と言えば、
母さんは 漁師になって魚を取りに行く、と言い、
坊やが 山の上の岩になる、と言えば、
母さんは 登山家になる、と返す。
…この攻防戦にどんな素敵な決着がつくかは、読んでのお楽しみ☺

 

 

 


お楽しみ、と言いましたが、
内容を知っている方も多いかもしれません。
というのも、こちらは世界中で愛されてきた

名作#ぼくにげちゃうよ が新しい訳と絵で生まれ変わったもの✨

 


原作の絵と訳も古典的な味わいがあってとても素敵ですが、

『ぼく つかまらないもん!』より明るく親しみやすい作品になっています。

読み比べてみても面白いですよ☺


ところで、このうさぎの坊や、
本当に家出したかったんでしょうか?
感じ方はもちろん十人十色ですが、

私はこの坊やは、お母さんを試してるんじゃないかと思っています。
小さい子がお母さんの気を惹きたくて、ちょっとやんちゃしたり、

ふざけたり、拗ねたことを言ってみたり、というアレに似たような…(笑)
そして、その時、親は余裕がないと苛立ってしまうものですが、

実は子供の方は「お母さん好き!」

の裏返しの言動だったりするわけです、たぶん。

このお話の母さんうさぎは、
「家出する」なんてちょっと小憎らしい坊やの発言に、

愛情とユーモアたっぷりに返していく。

とっても素敵なお母さん!✨
最後まで坊やは「ふうん」なんて、そっけないんですが、

きっと心は満足感でいっぱいのはず。

長野ヒデ子さんの描くうさぎの表情は、そんな雰囲気も良く伝わってくる気がします🐰


自立心が芽生え始めた3,4歳ぐらいのお子さん&ママにおすすめ。
Café de Lien*の#小さな絵本屋さんで、
ぜひ手にとってみてください。

 


5月テーマ「だいすき!おかあさん」よりご紹介しました。
📕
#ぼくつかまらないもん !
マーガレット・ワイズ・ブラウン 文
なかがわちひろ 訳
長野ヒデ子 絵
あすなろ書房
¥1200+税

JUGEMテーマ:絵本紹介

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